|
> 1) 核砲弾は実用化されていないのでは?
ドーラ搭載艦などの特大口径砲であれば、小型化されていない核兵器でも打ち出せる可能性が有るのでは?
現実でも、8インチや6インチといった野戦砲クラスから核砲弾を撃てるようになるまでは“アトミックキャノン”として戦艦主砲クラスの大口径砲が運用されていましたから、少し時期は早いかもしれませんが核砲弾は無視できないでしょう(あくまでも“戦艦”に拘る場合)。
> 2) 艦艇に対する核攻撃の威力が不十分というビキニ実験の結果はより、核ミサイル攻撃が最善の対艦攻撃足りうるか?
直撃や至近弾ならば、充分大型艦艇を撃沈可能です。
問題は、艦隊が広範囲に散開していた場合、一度に1隻程度しか無力化できないことです。
そして、核兵器に対抗する為に広範囲に散開することを強いられた艦隊に、“短射程”の戦艦の居場所は有りませんでした。
> 3) 特に移動中の敵艦に対し、当時の誘導技術で命中させられるか?
核兵器の威力を考えれば、むしろ無誘導でも充分“当てられる”のではないでしょうか?
従来の砲撃や爆撃の場合は、文字通り直撃させる必要が有ったのですから。
> 4) 仮に命中させ、甚大な被害を敵艦に与えうるとして、今度は逆に砲戦距離からの自砲弾に耐えうるという条件(防御力)は満たせる?
そもそも、“使用=相手は死ぬ”という兵器を相手に耐える必要が有るのですか?
戦艦が、己と同格の相手からの攻撃に耐えることを必要としていた背景は、そもそも攻撃力が不足していて一撃で相手を仕留める事が出来なかった為、必然的に“殴り合い”にならざるを得なかったからでしょう。
両者が相手を一撃で仕留めるに足る攻撃力を持っている場合は、防御を捨てて現代航空戦よろしく“早当て合戦”となるでしょう。
|
|
|