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> 軍艦とは、突き詰めれば問題を解決する為の道具でしかありませんので、何をするのか分からない状態では仕様を決めることも出来ないでしょう。
> 基本的には、建造可能な最大サイズの船体に、製造可能な最大口径の主砲を搭載した船になるとは思いますが、制約が緩過ぎて回答のしようが無いかと。
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> > ・建造費と資材は好きなだけ使用可。建造するドックも、大きさや工員の心配は不要とする。
> > ・建造後のことは考慮不要。あくまで純粋技術的にどんなフネになるかの考察のみ。
> ということは、現在の巨大船のサイズを制約する、パナマ運河・スエズ運河・マラッカ海峡、なども無視しても構わないということでしょうか?
> 案だけであれば「五十万トン戦艦」のような代物すら存在するわけですが。
なるほど、ごもっともです。
何をするのか、と問われると大変難しいのですが、仮想(火葬?)の話として
「南極に成立した国家が、非常に巨大な砲を搭載した戦艦を建造中であるとの情報が入った」
「その国家は他の全ての国に対して緊張を高める行動をとっており、その戦艦が完成した場合にはその戦力を背景に恫喝を開始する恐れがある」
「したがって、それに対抗する(抑止力という意味で)これを粉砕できる戦艦を、各国の協力のもとで建造する」
「ただし、その国家が建造中の戦艦のスペックは不明なので、可能な限り強力なフネを建造する」
という背景をお考えいただけませんでしょうか。
また、パナマックスやスエズマックスは考慮しなくてよいかと思っております。
現に米海軍の原子力空母などはパナマックスを考慮しない軍艦となっております。
従って、軍艦はすべてパナマックスやスエズマックスを考慮しなければならないというものではないと思いますので。
「五十万トン戦艦」は金田中佐の提唱したアレですね。
しかし、その排水量のフネを動かすとなると、機関重量だけでもものすごいことになりますし、そうなりますとヴァイタルパートを防御する装甲範囲も増える→さらに排水量が増える→機関を追加→ヴァイタルパートが伸びるという悪循環に陥ります。
SUDOさんが「魚雷は〜」で言っておられる通り、低速戦艦は戦力としての使い勝手が悪くなります。
それなりの速度を確保しつつ、十分な攻撃力とそれを維持するための防御力を備えたものとなると、自ずから限界点というのが出てくるのではないかと思いますが、如何でしょうか?
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