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国家間の戦争/戦闘といった状況が一切ない状態ではそもそも戦艦の必要性自体がなくなってしまうわけですが、まあそういう事すら無視して人類の限界に挑戦して戦艦という形に集約したらどうなるんだろうという話で持っていきます。
本来なら目的があって初めて要目が決まっていくんですが、目的を無視して可能な要目を作れということなので一九四五年までに実現した最大の兵器を搭載することを目的とした海上機動プラットフォームとして考えていくべきなのでしょう。
であるならば、主砲は800mmグスタフ/ドーラ以外に考えられません。
当該砲は艦載するなら装填システムなんか一新されるんでしょうけど、仮に列車砲のままだとすると発射速度は1門あたり14発/日・・・つまり35分に1発。当時の射法(着弾観測&修正)の都合上1艦で毎分4発の射撃速度を確保しようと思ったら必要になるのは片舷指向砲数140門・・・おいおい。
1350t/門という重量が砲本体+俯仰装置のみと仮定して、3連装にして大和型の主砲塔を参考に相当の旋回装置と防盾の重量を加えると砲塔1基14070t…重巡より重い。
…あ、単純比例じゃなくて3乗に比例するのかな?・・・だとすると砲塔1基あたり…441188t…仮に140門を120門にオマケしてもらって40基で17647520t…どこかでなにかが大きく間違っている気が…
800mm砲の貫通力が装甲何mmに相当するのかがいまいちわかりませんでしたが、コンクリート7mということなので、おそらく鋼鉄製装甲で2800mmぐらい。当然、そんな厚さの装甲を作る技術は無いので、4重構造(最低でも3重構造)にならざるを得ないでしょう。
インフラとか予算を無視するということなので、防御方式は集中防御じゃなくて全体防御に回帰しちゃうのかな?
まぁ仮に厚さ2800mmの1枚ものが作れたとして、その重量はたったの38cm四方で約1t…
…ちょっと頭痛がしてきたので今夜はもう寝ます。
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