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> 他の方が既に書いておられますが、エンジンの重心位置が上がって安定性が低下する可能性もあります。
> パイロットの前方視界は間違いなく低下するので、着陸時のアプローチが不利になり結果的に事故が増加する可能性も考えられます。
> ゲーム「IL-2」とかプレイしてて液冷エンジン機に乗ってると本当に前が見えませんね、偏差射撃とかしようとすると敵機が自分の鼻の影に隠れて見えなくなっちゃうんですが実際のところどうやってたんだろ???
R.Wallace Clarke "British Aircraft Armament Vol.2" には、スピットファイヤの長い機首による偏差射撃の困難を緩和するため、風防上部に取り付けた反射鏡を使って機首下方を「覗きこんで」撃てる "Over-the-nose sighting system" が試作され 1942 年はじめにスピットファイヤ Mk.II K9830 でテストされたという記述があります。ただしこの手のシステムにありがちな視野の狭さや反射鏡モードと直視モード切替の困難が指摘され実用化には至らなかったと。
日本海軍では機首が太くて長い J2M 雷電で同様の困難が指摘され、機銃に仰角を付けて照準線を機軸より持ち上げることで対処しましたが、スピットファイヤがその後どのようにして照準困難に対処したかについては同著には述べられていません。
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