|
BUN御大から、素早いレスをいただき、
心より恐縮いたしております。
> 「夜間爆撃作戦の任務(目的)には、目標の空襲だけでなく、出撃機の無事帰還までも入っていますよね。」
>
> 答はNOです。
> 損害を避けるために目標を放棄すれば任務は失敗です。
> 作戦には損害が見込まれますからその範囲に収まる爆撃機は帰還しなくとも構いません。
私は戦後派のメカ・オタク(ラジオ少年のなれの果て)ですので、
ボマーストリームときくと、どうしても、
ベルリン大空輸を頭に浮かべてしまいます。
> 「生きて帰る」というのはスピリットであって任務じゃないんです。
まあ、戦果をあげる事が一番大事で、
その上、生きて帰ることができれば
ボーナスということなのでしょうね。
戦時と平時との違いを含めて、
自分の考え違いがよくわかりました。
(潜水艦では、平時の今ですら、
潜るだけで「合戦準備」ですから)
> そんなことをして喜ぶのは見逃される目標が増えるボマーコマンドです。
> 飽和して大いに結構です。
> 最大の能力で管制している訳ですから。
>
> レーダーサイトも探照灯も高射砲も地上の何処にでもある訳では無く
> 限られた数が限られた地区にあるだけです。
> その限られたリソースを帯状に配置したのがドイツの防空システムで
> それを突破するための策がボマーストリームです。
間違っていれば、ご容赦ください。
つまり、その頃の英国夜間爆撃部隊の作戦任務は、
日本軍が米海軍や海兵隊に嫌がらせにおこなった、
夜間爆撃作戦の、遥かに大規模なものだったと
考えてもよろしいのでしょうか?
その時代のことですので、
地上レーダーでも、機上搭載レーダーでも、
当時の夜間戦闘機にとっては、
夜間に、ポツポツとやってくる
単機で侵入する敵夜間爆撃機を
全部、空襲前に
叩き落とすことなどは
不可能だったのでしょう。
> たぶん、ボマーストリームという戦術についての誤解と邀撃戦の地上管制についての誤解がお話をおかしくしているのではないかと思います。
全く、誤解しておりました。
映画や小説などにでてくる
英国空軍の夜間爆撃部隊の作戦では、
パスファインダーを先頭にして、
きれいな縦陣を組んで、目標に向かって、
次々に、主要目標に命中させているシーンが
数多く、描かれていますので、
てっきり、きれいな縦列編隊による
夜間ストリーム爆撃による空襲作戦が、
本来の任務かと思い込んでいました。
太平洋戦争中の、一式陸攻や飛龍などによる
単機ずつによる(嫌がらせの?)夜間爆撃と、
任務は、あまり変わらないのかもしれません。
(規模と効果は、全く比較にもなりませんが)
また、対抗する防空部隊の作戦任務も
ドイツ空軍も、米国海軍・海兵隊も
ほぼおなじ様な目的だったのでしょう。
お付き合いいただき、誠に有難うございました。
|
|
|