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推力排気管について じゃま 16/2/21(日) 14:58

過去ログ じゃま 16/3/19(土) 6:31
┗ Re:過去ログ 超音速 16/3/20(日) 21:18

過去ログ
 じゃま  - 16/3/19(土) 6:31 -
  
い さん

コメントありがとうございます。

>集合排気管、長い単排気管など排気管の体積を大きくとると、排気は内部で減速、圧力回復するので、出口面積を絞って再び加速して放出というアプローチもあります。この場合、出口面積と排気管の内圧の設定には任意性があります。

これは意味が無いんですよ。
もともとの全圧は変わらないのだから。

説明します。

排気ポート(排気バルブ)面積以下にに排気管を小さくして流速を上げるのは、推力増加にはならず、損失が増えるだけです。

排気管面積を小さくすると、背圧(排気圧)が上がってエンジンの軸出力が減ってポンプ損失が増えます。

増えた分がそのまま排気推力になれば、トレードオフが成立するが、そうはならない。

排気圧が上がると、同時に温度が上がって密度が下がる。

この温度上昇分は無駄なエネルギー損失になるんですね。
だいたい、半分以上は無駄になると思います。

なぜかというと、これはレシプロ圧縮機の一種であって、レシプロ圧縮機の断熱効率はまず50%を超えることはないからです。

熱力学的にいうと、エンタルピーが減ってエントロピーが増えるだけの過程をつくったことになるからです。

ギブスの自由エネルギーの式では、ご存じのとおり、

 E=U-Ts

でしょう。
排気温度Tが高くなっているから、余計に損失がふえる。

研三とNACAの報告は読んでいませんが、どこかで間違っていると思います。
引用なし
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Re:過去ログ
 超音速  - 16/3/20(日) 21:18 -
  
じゃまさん。
バイクや車のエンジンの話ですが、排気系統のチューンをするとき、高回転重視ならヌケのいいマフラーが良いが、低回転トルク重視ならある程度背圧があった方が良い。というセオリーをよく聞きます。
背圧は限りなく小さいほうが良く、むしろマフラーの無い短い直管が理想、というのはレーシングカーのように常に高回転のエンジンの話ですね。
航空機エンジンは低回転型だから背圧があったほうがいい。したがって航空エンジンの単排気管は出口が絞り込まれている。絞った出口は、ジェットエンジンのコンバージェンスダイバージェンスノズルと同じで推力を増加するはたらきもある。
こんなふうに理解していたんですが、間違ってますか?
引用なし
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