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陸軍の陸上急降下爆撃? sonic 12/12/10(月) 22:48
┣ Re:陸軍の陸上急降下爆撃? 12/12/11(火) 7:00
┣ Re:陸軍の陸上急降下爆撃? 通行人 12/12/11(火) 8:55
┗ 急降下爆撃機なら何とかなる BUN 12/12/11(火) 9:43
┣ Re:急降下爆撃機なら何とかなる sonic 12/12/11(火) 22:42
┃┣ Re:急降下爆撃機なら何とかなる BUN 12/12/12(水) 5:03
┃┗ 双発大型機での急降下爆撃は 12/12/12(水) 10:11
┃┗ Re:戦略爆撃機でのCASは? 少年タイフーン 12/12/19(水) 20:54
┃┣ 文字化け失礼 少年タイフーン 12/12/19(水) 21:12
┃┗ Re:戦略爆撃機でのCASは? BUN 12/12/20(木) 18:52
┃┗ 地上火力対精密誘導爆弾や無人攻撃機 少年タイフーン 12/12/23(日) 4:38
┃┗ 近接火力支援への誤解 BUN 12/12/23(日) 9:19
┃┗ Re:近接火力支援への誤解 少年タイフーン 13/1/7(月) 2:56
┃┗ Re:近接火力支援への誤解 BUN 13/1/7(月) 5:37
┗ 陸軍の的で Alphabette 12/12/14(金) 0:51
┣ Re:陸軍の的で 12/12/14(金) 15:56
┃┣ Re:陸軍の的で じゃま 12/12/14(金) 19:05
┃┃┗ Re:陸軍の的で BUN 12/12/14(金) 22:44
┃┗ Re:陸軍の的で SUDO 12/12/15(土) 20:37
┃┗ クリークの橋 じゃま 12/12/17(月) 19:52
┃┗ Re:クリークの橋 BUN 12/12/17(月) 22:08
┃┗ それはクリークの橋 じゃま 12/12/18(火) 20:42
┗ Re:陸軍の的で sonic 12/12/16(日) 23:56
┣ ifを面白くするコツ BUN 12/12/17(月) 2:43
┗ 水平爆撃じゃだめなの? 12/12/17(月) 6:44
┗ 先生! Alphabette 12/12/19(水) 0:09
┗ Re:先生! 12/12/21(金) 12:51
┗ よく考えてみれば Alphabette 12/12/21(金) 20:46
┗ Re:よく考えてみれば 12/12/22(土) 15:59
┗ そういうわれると Alphabette 12/12/23(日) 19:21
┗ もう一つのメリット BUN 12/12/24(月) 9:18

陸軍の陸上急降下爆撃?
 sonic  - 12/12/10(月) 22:48 -
  
1930年代の三菱重工業、中島飛行機と川崎航空機の爆撃機開発力について二つほど質問します。
一つ
1935年(昭和10年)9月に陸軍は九三式重爆撃機(キ2)の後継機となる新型重爆撃機の試作を内示し翌1936年(昭和11年)2月に中島飛行機にキ19、三菱重工業にはキ21の試作を指示しました。
そしてキ21は、その後改良され九七式重爆撃機として正式採用されました。
そこで一つ目の質問ですがこのときの新型重爆撃機を1tでの急降下爆撃が可能な新型双発爆撃機(「試作機2機を1936年(昭和11年)10月までに完成」を削除以外は、史実の要求と同じ)として要求していたら三菱と中島は、要求どおりの新型双発爆撃機を開発できていたでしょうか?

二つ目
1936年(昭和11年)に九三式単軽爆撃機(キ2)の後継機開発指示に三菱が参加し採用されたのが九七式軽爆撃機です。
しかし仮制式採用時に日中戦争で戦闘を行っており機体の数が足りなくなると判断したため陸軍は、落選した川崎機を九八式軽爆撃機として採用しました。
そこで質問ですがもし九三式単軽爆撃機(キ2)の後継機の要求に「単発複座で50番爆弾で急降下爆撃が可能」と要求した場合三菱と川崎は、要求どおり新型単発爆撃機を開発できるのでしょうか?
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 10.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/6.0)@h175-177-201-228.catv01.catv-yokohama.ne.jp>

Re:陸軍の陸上急降下爆撃?
   - 12/12/11(火) 7:00 -
  
なぜその当時の要求がある一定の範囲内に留まっているのかを考えれば、答えは自明なのではないでしょうか。

技術というのは漸進的なものです。
あるひとつのことが達成されて始めて次のステップに進む道が拓けるのであって、最初からあれもこれもというわけにはいきません。
引用なし
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Re:陸軍の陸上急降下爆撃?
 通行人  - 12/12/11(火) 8:55 -
  
紛らわしいのでAns&Qと議論ボードでHNを使い分けないで下さい
引用なし
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<Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10.6; rv:16.0) Gecko/20100101 Firefox/1...@p2084-ipngn100403kyoto.kyoto.ocn.ne.jp>

急降下爆撃機なら何とかなる
 BUN  - 12/12/11(火) 9:43 -
  
海軍の艦爆試作が難航したのは急降下爆撃という課題が難しかったというよりも
二座機の艦爆に対して良好な空戦性能が要求されたからです。
国内各社の試作機はその課題に素直に取り組んで破綻しています。
ハインケル設計による九四式やその改良型の九六式は
こうした要求には応えることができず、その鈍重さを批判されていますが
急降下爆撃という点ではほぼ満足できる機体だったわけです。

ですから、空戦性能や戦闘機に匹敵する速力、長大な航続力、双発大型機での急降下爆撃実施など、達成の難しい目標を削れば500kgの爆弾搭載量を持つ普通の急降下爆撃機は昭和10年代前半に完成していたことでしょう。

ただ、陸軍にとって急降下爆撃機は本当に必要だったのかどうか、
昭和10年頃の帝国陸軍がそうした機体を欲するかどうか、
なかなか難しいところではないかと思います。
引用なし
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Re:急降下爆撃機なら何とかなる
 sonic  - 12/12/11(火) 22:42 -
  
> 海軍の艦爆試作が難航したのは急降下爆撃という課題が難しかったというよりも
> 二座機の艦爆に対して良好な空戦性能が要求されたからです。
> 国内各社の試作機はその課題に素直に取り組んで破綻しています。
> ハインケル設計による九四式やその改良型の九六式は
> こうした要求には応えることができず、その鈍重さを批判されていますが
> 急降下爆撃という点ではほぼ満足できる機体だったわけです。
>
> ですから、空戦性能や戦闘機に匹敵する速力、長大な航続力、双発大型機での急降下爆撃実施など、達成の難しい目標を削れば500kgの爆弾搭載量を持つ普通の急降下爆撃機は昭和10年代前半に完成していたことでしょう。
すなわち双発大型機での急降下爆撃機は、技術的に実現は困難であるが単発複座の急降下爆撃機なら「良好な空戦性能」を省けば実現のめどは、たったということですね。
しかし「長大な航続力」とは、どのくらいでしょうか?
引用なし
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Re:急降下爆撃機なら何とかなる
 BUN  - 12/12/12(水) 5:03 -
  
同時代に実在した機体の自重と最大離陸重量の差を求めると搭載量がわかります。
これを爆弾と燃料に振り分けると現実味のある数字が得られるでしょう。
Ju87Aのような機体ならほぼそのまま500kg爆弾搭載機の性能がわかりますし、
国産機なら九七軽爆の数値が参考になります。
燃料消費量は巡航時120リットル/時程度を考えておけば現実感があります。
それで大した性能になりそうもないと感じたら
単座として搭載量を120kgくらい増やしてみます。
そうして気に入った数値が得られたら、
「そんな機体を誰がどんな使いみちで欲しがるか」を考えてみましょう。
引用なし
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双発大型機での急降下爆撃は
   - 12/12/12(水) 10:11 -
  
> 双発大型機での急降下爆撃機は、技術的に実現は困難であるが

現実のものとして日本海軍の多発急降下爆撃機としては、十五試陸瀑や十六試陸攻(計画)がありますが、いずれも搭乗員3〜4名で考えられています。
これはもちろんドイツのJu88の技術情報を得て初めて立案されたものです。

陸軍ではキ六十七IIに急降下爆撃能力が要求されたことがありましたが、結局、搭乗員を4名程度に絞らなければ実現不可能として、もしこの要求に沿うならば機体規模を変えたキ九十で新規に行うしかないだろう、とされています。もちろんこの「4名」というのはJu88を念頭に置いてのものです。
昭和18年当時ですらこのような状況です。
ましてや同じ要求を8年さかのぼって、しかもJu88という見本のない時期に発想できる背景が存在しません。


付け加えるならば、陸軍が自軍で急降下爆撃機を保有するプランを抱いたのは、昭和13年航空兵器研究方針で「襲撃機」という機種を新設定して以降のことになります。ただし、この場合の襲撃機への要求は50キロ爆弾4発搭載くらいのものでしかありません。
翌年に航空兵器研究方針改訂が行われ、さらに「攻撃機」という新機種が加わりますが、これは500キロ爆弾1発搭載を考えたもので、時期的に見てもドイツのJu87を範としているようです。
このように機体開発に対する要求も、ある一定の経緯があって成り立っているものなのです。
引用なし
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陸軍の的で
 Alphabette  - 12/12/14(金) 0:51 -
  
急降下爆撃じゃないと始末できないのってあるんでしょうか?飛行場とか補給部隊とか60キロぐらいの爆弾巻いても十分始末できますし要塞とかだと高高度からでっかいの落としたほうが効きそうですし。急降下よりも車両始末できるでっかい機関銃のほうが欲しいのでは?
引用なし
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Re:陸軍の的で
   - 12/12/14(金) 15:56 -
  
トーチカとかありますね。
引用なし
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Re:陸軍の的で
 じゃま  - 12/12/14(金) 19:05 -
  
> トーチカとかありますね。

わたしもAlpahabetteさんとおなじような感想をもったことがあります。

日中戦争の折、ゼークト・ラインを突破するのに
軽装備のハズの日本陸軍がそんなに苦労したようにはみえなくてです

トーチカと機関銃で固めているところを、せいぜい三八野砲程度の
支援火力で済んでしまっている、たいしたことないのか、
日本の兵隊さんが強いのか。
引用なし
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<Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; Trident/5.0)@aa20111001946f573aae.userreverse.dion.ne.jp>

Re:陸軍の的で
 BUN  - 12/12/14(金) 22:44 -
  
> トーチカと機関銃で固めているところを、せいぜい三八野砲程度の
> 支援火力で済んでしまっている、たいしたことないのか、
> 日本の兵隊さんが強いのか。

私には制空権下の航空支援と砲兵による火力制圧に支えられた歩戦協同の典型的な突破作戦に見えますよ。
引用なし
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Re:陸軍の的で
 SUDO  - 12/12/15(土) 20:37 -
  
> トーチカとかありますね。

中国戦線だとクリークの橋落とせたらすごい効果的でしょうな
引用なし
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Re:陸軍の的で
 sonic  - 12/12/16(日) 23:56 -
  
> 急降下爆撃じゃないと始末できないのってあるんでしょうか?
あの時代もし陸軍も軍艦を急降下爆撃で攻撃しようと考えれば25番爆弾以上で急降下爆撃可能な爆撃機がほしいと思うでしょう。
引用なし
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ifを面白くするコツ
 BUN  - 12/12/17(月) 2:43 -
  
> あの時代もし陸軍も軍艦を急降下爆撃で攻撃しようと考えれば25番爆弾以上で急降下爆撃可能な爆撃機がほしいと思うでしょう。

そこなんですよ。
どうして陸軍がそう考えるのか、というのが大切です。
たとえば急降下爆撃そのものなら、
上海戦で海軍に急降下爆撃で野砲を潰して貰っていますよね。
これはそれなりに印象が強かったようなのですが、
艦船攻撃の必要性を感じたかどうか、
まして500kg以上の爆弾は大型艦撃沈用ですから
陸軍にとって「それは海軍の任務」と判断するのが普通です。

どこかで必然性のあるきっかけを探すこと、
それがifを面白くするコツみたいなものです。
引用なし
パスワード
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水平爆撃じゃだめなの?
   - 12/12/17(月) 6:44 -
  
> 急降下爆撃じゃないと始末できないのってあるんでしょうか?
> あの時代もし陸軍も軍艦を急降下爆撃で攻撃しようと考えれば25番爆弾以上で急降下爆撃可能な爆撃機がほしいと思うでしょう。

海軍にとっても、戦艦や巡洋艦相手だったら急降下爆撃機は必要なかったわけです。
海軍が急降下爆撃機を備えなければと思ったのは、ひたすらに敵空母の飛行甲板を潰すためです。
もし、陸軍がどこかの国(どこでしょう?)の軍艦を相手にすることをそのドクトリンに取り込んだとして、水平爆撃ではだめなのでしょうか? もしくは雷撃ではだめなのでしょうか?

まずは、急降下爆撃に何を求めるのか、そこのところからはっきりさせていかれるとよいのではないでしょうか。
引用なし
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<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64) AppleWebKit/537.11 (KHTML, like Gecko) Chr...@nttkyo066144.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp>

クリークの橋
 じゃま  - 12/12/17(月) 19:52 -
  
> 中国戦線だとクリークの橋落とせたらすごい効果的でしょうな

工兵が爆薬で爆破するほうがよいのではないでしょうか。

勇敢な兵隊さんが、弾丸雨アラレと降る中、決死の覚悟で
爆発缶をしかけるのです。
戦友が、ひとり、またひとり倒れる中を最後に残った兵が
発火の信号をおくり、見事爆破に成功、しかし残った兵も、
友軍の突喊の声をききながら、息絶えるのです。

アア哀愁キハマリテ ウタタ寂寥ノ感深シ
どうですか、感動でココロがふるえるでしょう?
講談や浪花節にもピッタリ、勲章ももらえるかもしれません。
戦場には、やはりハートフルストーリーがないといけませんしね

いかな急降下爆撃でも一発必中というわけではないでしょうから、
たくさん飛行機を飛ばさないといけませんし、整備する人とか
飛行場の世話する人とかガソリンを前線へ送るのとか、たいへんです。
そんなのはおくびょうな敵がやることです

それにひきかえ、勇敢な兵隊さんは数人いればよいのです。
物量vs.日本精神、これでキマリです!
引用なし
パスワード
<Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; SLCC1; .NET CLR 2.0.50727; ...@aa20111001946f573aaf.userreverse.dion.ne.jp>

Re:クリークの橋
 BUN  - 12/12/17(月) 22:08 -
  
だから、工兵がとり付けるような場所にある橋を確保せず、爆破する必要がどこにあるのよ。
引用なし
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<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.0) AppleWebKit/537.11 (KHTML, like Gecko) Chrome/23....@c180.92.52.086.c3-net.ne.jp>

それはクリークの橋
 じゃま  - 12/12/18(火) 20:42 -
  
> だから、工兵がとり付けるような場所にある橋を確保せず、爆破する必要がどこにあるのよ。

 さてわが軍総攻撃の前夜、一人の兵隊が携帯口糧のガリガリ君を食べていると、
可愛がっている野良犬があらわれ、「ガリガリ君をくれるなら、いいこと教えてやるよ」と言います。兵隊は手柄を立てたかったので、犬にガリガリ君をやりました。
なんと、この兵隊はオクスフォードへ留学した折にドリトル先生に犬語を
習っていたので、犬語を解するのでした。
桃太郎の話も知っていたのです。
さすが日本の兵隊さんです。
何事やあらんと犬についていくと、敵陣にさしかかりました。
しかし、敵兵もガリガリ君を食べるのに夢中なので、なんなく通り抜けました。
陣地の後ろにまわると、大きな橋がありました。
「アア、明日我が軍が攻撃したら、敵はこの橋からにげてしまう!」
兵隊はすぐに伝書鳩で隊長に報告しました。
「ナニ敵陣後方に橋だとヨシ決死隊を募って隠密裏に爆破ぢゃ!」
さて、決死隊は案内役の兵隊と犬を連れて敵陣を通りました。
敵兵はよっちゃんイカを食べるのに夢中になっていたので、今度も大丈夫でした。
さて橋のところに来ると、犬は喜んでキャンと鳴きました。
「オイ日本兵だ撃て撃て」
「これ何をするのだ馬鹿犬め敵が気づいたではないかこうしてやるエイ」
「ハイ死んでお詫びをいたします」
兵隊は義理と人情の板ばさみ、泣く泣く十四年式拳銃で犬を射ってしまいました。
アア畜生の悲しさ何ということでありましょう。
ガリガリ君が欲しいばかりに一命を落としたのです。
しかしおかげで決死隊は橋の爆破に成功したのでございます…

このおはなし「世界を驚かす愛国の精華、忠犬、従容として死す」
と題され文藝春秋新年号を賑わしたのは諸兄の記憶にあたらしいところ。
「ドリトル先生」で夏休みの読書感想文を書く小学生は数知れず。
「我が軍に必要なのは機械力にあらず犬なり」と宇垣一成が主張し軍縮を進めた結果日本軍の機械化が遅れたと指摘する学者もおります。
さらに北野武監督、上原謙、原節子の豪華共演で「戦場の馬鹿犬」として映画化され、淡谷のり子の歌う主題歌「馬鹿犬ブルース」はひとりカラオケの定番
引用なし
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先生!
 Alphabette  - 12/12/19(水) 0:09 -
  
陸軍が戦艦持っちゃいけないんでしょうか!
空母も潜水艦もあるんなら戦艦が合ってもいいと思います!
引用なし
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<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; rv:17.0) Gecko/20100101 Firefox/17.0@FL1-118-109-50-161.tky.mesh.ad.jp>

Re:戦略爆撃機でのCASは?
 少年タイフーン  - 12/12/19(水) 20:54 -
  
> > 双発大型機での急降下爆撃機は、技術的に実現は困難であるが

朝鮮戦争ではB-29が通常爆弾を使って、誤爆覚悟(?)でのギリギリの猛CAS爆撃を行って、やっとこさっとこ、釜山橋頭堡を護り切りましたね。

ベトナムでのB-52によるCASは、有名な割に、どのような編隊で、どんな爆弾を何発使って、前線からどのくらいの距離を開けて爆撃したのかなど、私には詳細はよくわかりません。よい資料があれば、教えて下さい。

湾岸戦争まで下れば、精密誘導爆弾によるB-1やB-52などの、大型(戦略?)爆撃機によるCASの詳細が、かなり公表されてきていますね。これが進んで、現在の、有人小型攻撃専用機(F2も?)の終焉のトレンドに、至っているのだと思っています。

第二次大戦時であっても、ちゃんと無線が通じるFACが機能していれば、爆撃する方に十分な練度と無尽蔵な補給があって、かつCASを受ける地上軍に根性さえあれば、特に急降下爆撃などに特化した小型機などははいらなかったのかもしれないな〜と、&#45796;&#48512;&#46041;の戦いを読みながら妄想をめぐらしております。(日本軍の地上・機上無線機の性能では、どっちみち絶対に無理だったとは思いますが)
引用なし
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<Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0)@p5020-ipbfp2601osakakita.osaka.ocn.ne.jp>

文字化け失礼
 少年タイフーン  - 12/12/19(水) 21:12 -
  
「&#45796;&#48512;&#46041」
は、英語では「Tabu-dong」でした。
日本語ではご存じのごとく「多富洞」

ハングルは、ここはダメだったのかしら?
おさわがせいたしました。
申し訳ございません。
引用なし
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<Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0)@p5020-ipbfp2601osakakita.osaka.ocn.ne.jp>

Re:戦略爆撃機でのCASは?
 BUN  - 12/12/20(木) 18:52 -
  
固定された陣地への近接火力支援は第一次世界大戦でも5分以内、といったレベルが達成されています。
ただでさえ手間の掛かる航空攻撃がこのレベルを下回っては近接支援の意味がありません。
航空機の近接航空支援が意味を持つのは重厚な野戦砲兵火力が望めない場合と、即応性と火力発揮の機動性に価値が見出せる場合で、即応性も火力発揮の機動性もない重爆で賄えるのはいつの世も阻止攻撃だけです。

B29クラスの重爆がそれに備えるというのは無理であるという以上に費用対効果で論題です。B52にしても同じです。
近年、有人攻撃機への評価が芳しくないのは大型爆撃機よりも安価な小型機ですら目標に対して高価であり過ぎるためです。
引用なし
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<Mozilla/5.0 (Windows NT 5.1) AppleWebKit/537.11 (KHTML, like Gecko) Chrome/23....@d70.HosakaFL34.vectant.ne.jp>

Re:先生!
   - 12/12/21(金) 12:51 -
  
> 陸軍が戦艦持っちゃいけないんでしょうか!
> 空母も潜水艦もあるんなら戦艦が合ってもいいと思います!

敵が戦艦持ってるのは自由ですが、それに相対するに急降下爆撃しなくちゃならない理由もないでしょ、ということなんですが。
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1) AppleWebKit/537.11 (KHTML, like Gecko) Chrome/23....@FL1-119-242-78-122.tky.mesh.ad.jp>

よく考えてみれば
 Alphabette  - 12/12/21(金) 20:46 -
  
敵艦艇をどうにかするのは海軍さんの仕事ですね。
陸軍が的にするには軍艦よりも敵が満載した輸送船とかタンカーとかでしょう、なら急降下爆撃にこだわる必要はないでしょうな。撃沈にこだわる必要がないなら60キロとかでも当たれば十分な戦果になるでしょうし沈めたいな♪と思えば250キロとかをスキップボムにしてしまえばいいんですから。
海軍不要!そのかわり陸軍航空隊の予算よこせ!というような考えでもなければ
引用なし
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Re:よく考えてみれば
   - 12/12/22(土) 15:59 -
  
そうじゃなくて、戦艦には水平防御がある、というのが肝心なところなんです。
五〇番ですら、のちに登場してくることが想定された飛行甲板が装甲された空母には威力不足が訴えられるようになって行きます。

しかし、輸送船というのが敵上陸部隊のフネならば、急降下爆撃は効果的かもしれません。
特攻機を急降下爆撃機と同種の戦法とみなすなら、大戦末期の陸軍特攻機は敵上陸部隊を主敵とするようになっています。

こちらとしては、その場合、五〇番爆装は必要だったの? 四発機である必要があったの? といっているだけなんですよ。
引用なし
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<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1) AppleWebKit/537.11 (KHTML, like Gecko) Chrome/23....@FL1-119-242-78-122.tky.mesh.ad.jp>

地上火力対精密誘導爆弾や無人攻撃機
 少年タイフーン  - 12/12/23(日) 4:38 -
  
BUNさま、ご丁寧なメールをいただき、
有難うございました。

> 固定された陣地への近接火力支援は第一次世界大戦でも5分以内、といったレベルが達成されています。

FACの要請で500ノットで急行したとしても、
5分だと40マイルに1機必要ですね。
滞空時間を多めに4時間とすしても、
1日に6機を対空させることになります。
B-29の時代には、補給の問題だけでなく、
実現不可能な妄想なのはよくわかります。

有名な、ベトナム戦争でのB-52のSACは、
本当にまじめにやったのかどうか、
とても、そのままでは信じられません。

時代が下って、湾岸戦争やOEF/OIFで、
精密誘導爆弾を使用できるようになって、
初めて、大型爆撃機によるCASが
可能になったのだと思います。
ダッシュ速度も何倍にもなりましたし、
滞空時間もだいぶ長くなったようです。


> 航空機の近接航空支援が意味を持つのは重厚な野戦砲兵火力が望めない場合と、即応性と火力発揮の機動性に価値が見出せる場合で、即応性も火力発揮の機動性もない重爆で賄えるのはいつの世も阻止攻撃だけです。

武器よさらばの時代ならともかく、
今なら、火力支援をしたとたんに、
敵から、正確な反撃を受けるはずです。

反撃されるのを覚悟で火力支援をするのか、
撃ったら、自走砲ですぐに移動するのか
どちらを優先するのでしょうか?
撃ったらすぐ逃げ回っているだけでは、
次の適切な砲兵陣地を設置するには
かなり時間がかかるように思いますが、
5分で対応は、何度できるでしょうか?


> B29クラスの重爆がそれに備えるというのは無理であるという以上に費用対効果で論題です。B52にしても同じです。
> 近年、有人攻撃機への評価が芳しくないのは大型爆撃機よりも安価な小型機ですら目標に対して高価であり過ぎるためです。


朝鮮戦争でB-29によるCASまで行ったのは
それだけ、国連軍が必死だった証拠の
一つだと思います。
兵站基地としての日本があったからこそ
可能だった作戦だったのでしょう。

ベトナムでのB-52でのCASは有名ですが、
詳細はどこにも見つかりませんので、
どこまで本気でやったのかは
とても疑問が残ります。

時代が下って、湾岸戦争やOEF/OIFで
精密裕度爆弾が使用できるようになり、
ダッシュ速度も何倍にも速くなって、
空中給油で滞空時間もながくなって、
初めて、大型爆撃機を使用しての、
CASが実用の域に達したのかもしれません。


なお、最近のトレンドの無人小型攻撃機ですが、
1)とにかく最初から無人機を開発していて、やっと攻撃用無人機と搭載兵器とのマッチングができようになったのか?
2)有人機用の精密誘導兵器を開発ていたところに、これなら無人機にも搭載できるではないかと、後から攻撃用無人機を開発したのか、どちらが主なのでしょうか?

私は、予算上は、後者だったと思っています。攻撃用無人機を開発して、ポシャったら、UAVの予算はかなりけずられることでしょう。
引用なし
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近接火力支援への誤解
 BUN  - 12/12/23(日) 9:19 -
  
> ダッシュ速度も何倍にもなりましたし、
> 滞空時間もだいぶ長くなったようです。

そうした方向での進歩では問題は解決しません。
重爆での近接支援は
精度を得るには現代の技術が前提となり、
それが有効な固定した陣地線という支援対象は昔の戦場にしか存在ません。
たとえ存在しても火力発揮のベースをわざわざ空中の大型機に置く意味がありません。
また、近接火力支援は臨機の目標に対してどれだけ短時間に正確かつ濃密な火力送り込めるかが重要で、航空の分野で第一次世界大戦以来、軽武装の小型機が重宝されて来たのはそうした理由です。

そして御説はどうも近接火力支援と阻止攻撃を混同しているように感じます。

> 武器よさらばの時代ならともかく、
> 今なら、火力支援をしたとたんに、
> 敵から、正確な反撃を受けるはずです。

現代の砲兵は対砲兵射撃で簡単に制圧されないように戦います。
分散した砲兵火力を一点に集中できるようなシステムが現代の砲兵戦を支えています。
対砲兵戦が正確かつ効果的に行われていたのはまさに「武器よさらば」の時代なのです。


>攻撃用無人機を開発して、ポシャったら、UAVの予算はかなりけずられることでしょう。

現在、そうはなっていませんね。

そもそも支那事変の頃のお話ですからあれこれと取り上げること自体どんなものでしょう。
引用なし
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そういうわれると
 Alphabette  - 12/12/23(日) 19:21 -
  
五十番をピンポイントで当てないと壊せないものってでっかい鉄橋ぐらいしか思いつかないです。それだって水平爆撃で十分いけますわな。相手動かないんならじっくり狙えばそのうち当たるでしょうから。それにソ連軍は海から来るより陸からどどど!と来そうですし
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もう一つのメリット
 BUN  - 12/12/24(月) 9:18 -
  
急降下爆撃という爆撃法の利点はもう一つ、
命中率が良いのでソーティ数が減り、爆弾も節約できる、というものがあります。

このメリットがあるのでJu87は対戦艦用に大型爆弾の懸吊ができるのです。
戦艦だから急降下爆撃の対象外、という訳ではありません。

橋梁などの目標も水平爆撃での命中はなかなか期待できません。
でも急降下爆撃なら単機でも命中弾を得られる期待大ということです。
引用なし
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Re:近接火力支援への誤解
 少年タイフーン  - 13/1/7(月) 2:56 -
  
> そして御説はどうも近接火力支援と阻止攻撃を混同しているように感じます。
>
> > 武器よさらばの時代ならともかく、
> > 今なら、火力支援をしたとたんに、
> > 敵から、正確な反撃を受けるはずです。
>
> 現代の砲兵は対砲兵射撃で簡単に制圧されないように戦います。
> 分散した砲兵火力を一点に集中できるようなシステムが現代の砲兵戦を支えています。
> 対砲兵戦が正確かつ効果的に行われていたのはまさに「武器よさらば」の時代なのです。

BUN様、いつもながら明確なご回答を賜り、恐縮しております。
最後に、付け加えさせてください。

一応、戦略爆撃と航空阻止と近接航空支援の3つの言葉は知っております。また、現在米軍では、以前はCASとよく混同されていた戦場航空阻止という概念も使われていないと聞いています。私も昔の戦記を読んでいる時と、現在の論文とで、BAIとCASをよく混同してしまうと自覚しております。しかしながら、今でも、航空阻止と近接航空支援とは、はっきりと区別できる航空作戦なのでしょうか?今も昔もCASとは、陸上部隊のJTACやFACとの密接な連携が保たれているのかどうかがキモだったはずです。攻撃する目標が前線からどれだけ離れているかなど、距離とは無関係だと理解しています。つまり、誰(TACC?)がどのような目的で行われた作戦なのかが、Air InterdictionとCASを分けていると理解しています。現在では、BAI華やかしき時代よりも、衛星から無人機まで、航空部隊の司令部は、へたな地上部隊の指揮官よりも、刻々変化する戦域の状況を、遥かに詳しく把握しているのかもしれません。

荒唐無稽な例え話をさせてください。水面下での停戦協議が行われているせいか、一見、前線が膠着状態となっていた赤軍と青軍の前線をまたいで、突然赤軍から105mm砲の猛砲撃を青軍が受けました。これは赤軍の大規模攻勢の準備射撃だと考えた青軍の前線指揮官は、FACに航空支援を依頼し、FOには暴露された敵砲兵陣地に対して、手持ちの155mm砲を全て暴露させて反撃の猛砲撃を打ち返しました。しかしそれを予想していた赤軍は、遠くに分散して隠しておいた203mm砲で、次々に青軍の砲兵陣地をつぶしにかかりました。残念ながら砲兵の能力では遥かに劣る青軍は、赤軍に対抗できる大砲がないため、次々に潰されていく(前線深くに赤軍のFOが大勢いたのでしょうか?)青軍の砲兵陣地の報告を受けながら、青軍航空部隊に丸投げした、赤軍203砲部隊やそのデポに対する航空攻撃作戦の戦果を待つしか、青軍の前線指揮官には何も対抗手段が無かったとのことでした。

さて、航空優性が両者ほぼ拮抗していたとしたら、どこまでがCASでどこまでが航空阻止なのでしょうか?また、昔のBAIは、どの作戦をさすのでしょうか?
引用なし
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Re:近接火力支援への誤解
 BUN  - 13/1/7(月) 5:37 -
  
まず、略語の多用をお控えください。
わからない人もいますし、符丁で話すのは、あんまり良い印象を与えません。


> さて、航空優性が両者ほぼ拮抗していたとしたら、どこまでがCASでどこまでが航空阻止なのでしょうか?また、昔のBAIは、どの作戦をさすのでしょうか?


友軍の155mm砲の戦闘は対砲兵戦(CB)ですし、
このような戦いで戦線後方深くにあると考えられる203mm砲に対する対砲兵戦の支援攻撃は一般に近接航空支援(CAS)には含みません。

機動戦の過程で出現する臨機の目標に対する航空攻撃では近接航空支援も航空阻止攻撃も実質的に同じだ、ということを仰りたいのであれば、このような第二次大戦的な戦場ではなく、別の状況を設定されたほうが解りやすいでしょう。
引用なし
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