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空軍は近接航空支援を蔑ろにする にも。 16/1/26(火) 11:24

「蔑ろ」にはしていない BUN 16/1/26(火) 14:59

「蔑ろ」にはしていない
 BUN  - 16/1/26(火) 14:59 -
  
朝鮮戦争の最初の1年間で、米空軍の昼間出撃は合計で46,923ソーティ
そのうち近接航空支援は11,451ソーティ
航空阻止攻撃は10,777ソーティ
武装偵察 16.976ソーティ
護衛 2,360ソーティ
邀撃 795ソーティ
航空撃滅戦 2,646ソーティ
その他 1,918ソーティ

地上攻撃をを担った主な機種は、
F-51 近接航空支援 2,596ソーティ 阻止攻撃 2,981ソーティ
F-80 近接航空支援 5,268ソーティ 阻止攻撃 3,115ソーティ
F-84 近接航空支援 3,036ソーティ 阻止攻撃 1,543ソーティ
F-86 近接航空支援  179ソーティ 阻止攻撃  143ソーティ

近接航空支援を蔑ろにするどころか、それが攻撃任務の中心になっています。
「それなりにこなした」のではないことも明確に判ります。

また一言で阻止攻撃とまとめれば何か多くの任務があったように感じられますが、
朝鮮戦争の阻止攻撃とは鉄道操車場、鉄道施設、橋梁など交通網の破壊が主体です。
朝鮮戦争中の米空軍の攻撃作戦は地上部隊への近接航空支援と敵交通網の破壊を2本の柱として極めて明快な作戦を展開していて、その中でいちばん太い柱が近接航空支援です。

そして機種別の数字でF-51だけが阻止攻撃のソーティ数が近接航空支援を上回っているのは戦争の初期段階で近接航空支援を実施できる環境が無かった点が大きく響いています。

近接航空支援任務は初期段階で応急配備されたF-51が担い、その後にF-80が中心となり、最終的にF-84が大きく貢献する、といった流れにあります。

その成績はF-80やF-84の方が当然のように良好です。
F-51は全戦争期間中、300機の戦闘損失を記録していますが、損失数でもソーティあたりの損失比率でもF4Uとあまり差がありませんから、
「低性能だが廉価で耐弾性の高い機体」といったものは近接航空支援に向いていないことも解るでしょう。
引用なし
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